現在では普通に販売されていますが、一時期は人気のあまり品薄状態が続いたAirPods Pro。
AirPodsにはない「ノイズキャンセリング機能」が新たにProに加わり、デザインも大幅に変わりました。
びわ
うどんからコロンとした可愛らしい形に!
実際に購入した人の声を聞くと、どうやらAirPods Proのノイズキャンセル機能が世界が変わるほどすごいらしい。
その世界を私もどうしても感じてみたくなり、約3万円もするAirPods Proを購入し、約8ヶ月の間使ってみました。
- 簡単なスペック
- ノイズキャンセリング・外部音取り込みモードなどの機能
- どれくらい耐水性があるのか
などについてもまとめましたので、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
本当に世界が変わるのか…半信半疑のままレビューしていきます!
音楽と1つになれる
目次
AirPods Proをレビューしていくよ
まずは簡単にAirPods Proのスペックをご紹介します。
価格 | 30,580円 (税込) |
サイズ | ケース 高さ:45.2mm 幅:60.6mm 厚さ:21.7mm AirPods Pro 高さ:30.9mm 幅:21.8mm 厚さ:24.0mm |
重さ | ケース 45.6g AirPods Pro 5.4g |
タイプ | カナル型 |
充電端子 | Lightning(ワイヤレス充電器は別売) |
連続再生時間 | 最大4.5時間 |
機能 | ノイズキャンセリング 外部音取り込み |
耐水性 | IPX4(ケースは耐水性能なし) |
カラー | ホワイトのみ |
付属品 | 充電ケース イヤフォン USB-C Lightningケーブル イヤーチップ3サイズ 説明書 |
AirPods Proの大きな特徴は、
- ノイズキャンセリング機能
- 外部音取り込みモード
- 雨や汗などの水しぶき程度までの耐水性能
が加わったこと。
後ほどそれぞれの詳細を記載していますので、まずは、実物から見ていきましょう。
AirPods Proの箱を開けてみます。
同梱物
中には、
- マニュアル (説明書)
- AirPods Pro (イヤフォン)
- Wireless Charging Case (充電ケース)
- イヤーチップ
- USB-C Lightningケーブル
が入っていました。
Wireless Charging Caseの真ん中あたりにある小さな丸がLEDインジケーター。
充電中は赤く光り、充電が終わると緑に光ります。
ケーブルを挿した直後は光りますが、少しするとこのLEDが消えてしまうので、充電完了の確認が少し面倒に感じました。
充電を確認する5つの方法
- iPhoneの近くでAirPods Proの蓋を開ける
- iPhoneのウィジェットのバッテリーで(ウィジェットを追加→バッテリーを追加)
- Apple Watchのコントロールセンターのバッテリーで
- Siriに「AirPods Proのバッテリー残量を教えて」と言う
- ケースのLEDランプの部分をトントンと叩く(ワイヤレス充電の場合のみ)
このケースが本当にすごくて、わずか5分の充電で約1時間も再生できるようになるんです。
Wireless Charging Caseの裏のボタンを長押しすると、ペアリングモードになるので、様々なデバイスとペアリングすることができます。
iPadは近くでAirPods Proの蓋を開けるだけでペアリングすることができました。
Wireless Charging Caseで充電しながら使えば24時間再生可能なので、長時間のお出かけでも安心ですね。
個人的にはホワイト以外のカラーも欲しかったな。(特にブラック)
蓋を開けるだけでペアリングが始まるのですが、今は先に中のイヤフォンをみていきます。
うどんと呼ばれたAirPodsよりも少し短く、コロンとした可愛らしいデザインになりました。
私はあまり気になりませんでしたが、AirPodsとProを横に並べてみると「AirPodsはやっぱりうどんだ….」と感じます。
びわ
女性は髪で隠れることが多いので、形はあまり気にならないかもしれませんが、Proの方が可愛らしいデザインです。
私のようにイヤリングをしながらイヤフォンを使う人は少ないかもしれませんが…
AirPodsはイヤリングが揺れるとカチカチと当たりやすいのに比べ、AirPods Proは短くなった分、当たりにくくなりました。
ただ1つ気になったのは、AirPodsはつまんで取り出しやすかったのですが、Proはつまみにくいのでケースから取り出しにくい。
しっかりとつまめないので、取り出した瞬間に落としてしまうことも多いです。
スッと取り出しやすい設計だったら嬉しかったかも。
今までのAirPodsはインナーイヤー型のイヤフォンであったのに対し、AirPods Proはカナル型になりました。
インナーイヤー型は密着性が低いので、長時間使用しても耳が疲れにくいなどのメリットがありますが、カナル型もたくさんのメリットがあります。
カナル型は密着性が高いので、
- 周囲の音をシャットアウト
- 音漏れが少ない
- 細かい音や低音がしっかり聞き取れる
- 音楽への投入感が高い
などのメリットがあります。
AirPods Proにはシリコン製のイヤーチップが3種類付いています。
耳の穴のサイズは人それぞれなので、3種類あれば自分にぴったりの形が見つかりやすいです。
「どのサイズが自分に合っているのかよく分からない」という人は、イヤーチップ装着状態テストでチェックすることができますよ。
イヤーチップ装着状態テスト
iPhoneで設定→Bluetoothへ進み、
AirPods Proの横のiマークを押します。
下の方にある青文字のイヤーチップ装着状態テスト→続けるを押したら、三角の再生ボタンを押します。
黄色の文字で「イヤーチップを調整するかほかのチップに」と表示されたら、S・M・Lの中から違うサイズのイヤーチップを試してみましょう。
緑の文字で「密閉されています」と表示されたら、そのサイズがあなたにぴったりのイヤーチップです。
自分で勝手に「私の耳の穴は小さい」と思い込んでいたのですが、実際にイヤーチップ装着状態テストを行ってみると、自分に合ったサイズは、SサイズではなくLサイズでした。(恥ずかしい)
水にどれくらい強い?|AirPods Proの耐水性はIPX4
AirPodsシリーズで初めて耐水・耐汗性が加わったモデルがAirPods Proです。
AirPods ProにはIPX4の耐水性があります。
AirPods Pro は耐水・耐汗仕様です。防水・防汗仕様ではありません。* 充電ケースには耐汗・耐水性能はありません。AirPods Pro は、水上または水中でのスポーツ (スイミングなど) やシャワーでの使用は想定していません。
ワークアウト後、多量の汗をかいた後、水しぶきがかかった後は、AirPods Pro をワイヤレス充電ケースに入れる前に、糸くずの出ない柔らかく乾いた布で拭き取ってください。熱源やエアダスターで AirPods Pro を乾燥させるのはおやめください。
Apple公式サイトより
防水・防汗仕様ではありませんが、軽い運動ならば問題なく使うことができます。
世界が変わるアクティブノイズキャンセリング機能
アクティブノイズキャンセリング機能をオンにした瞬間、静けさに包まれて驚きました。
「家では騒音が少ないし、ノイキャン必要ないのでは?」と思っていたのですが、ノイキャンを使い始めてテレビや洗濯機、エアコンのゴォォーという音など、家の中には色々な騒音があることに気づきました。
ノイキャンはその騒音を一瞬でかき消してくれるため、家族がリビングでテレビを見て過ごしている中、1人で集中したいときにとても役に立ちます。
そこで、ノイズキャンセリング機能の登場です。
オンにすると、音楽だけが耳の中に広がってきます。
音楽を聞くと集中できないときは、「音楽なしでノイズキャンセリング機能をオン」で使えたりと、本当に頼もしいやつです。
また、AirPods Proを耳から外した瞬間、周りの音がふわぁ〜と聞こえる瞬間が大好きです。
ただ、ノイズキャンセリング機能を初めて使ったときは、あまりのすごさに私の耳がついていかない・ついていけない謎の現象が起きました。
慣れていないせいもあると思うのですが、まるで飛行機に乗っているような、水の中にいるような感覚になり「私には合ってないのかな?AirPodsの方がいいじゃん!」と思っていました。(AirPods 第1世代を持っています)
でも、そもそも使い方が間違っていたみたいで。
解決策
- イヤーチップのサイズが合っていなかった → イヤーチップ装着状態テストで自分にあったサイズを見つける
- 耳から浮いたままつけていた → 耳を密閉するように装着する(密閉できているかについてもイヤーチップ装着状態テストで確認できる)
と、正しいサイズで密閉するように装着してみました。
すると、耳が全く疲れないんです。音と自分が1つになる感じになって不思議な感覚に。
20代のころ通ったクラブで音楽に酔いしれてるときのような、耳に身体に音楽がジュワーっと染み込んでくる感じを味わえます。
\ ズンズン♪ドコドコ♪あ〜〜〜♪ /
AirPods Pro最高でした。ガジェッターのみんながオススメしてた理由が分かった気がします。
ピアノの音とか、まるで目の前で聞く生演奏のようです。
水が流れるように、音楽が耳に流れてきます。
びわ
よくノイズキャンセル機能は作業に集中できると言われますが、私の場合は音楽に浸りすぎて逆に集中できなくなることも多いです。笑
接続が切れてしまったり、耳からイヤフォンが落ちるといったトラブルは1度もなく、間違いなくiPhoneユーザーにオススメできるワイヤレスイヤフォンでした。
外部音取り込みモード|つけたまま人と話せる
外部音取り込みモードでは、周囲の音を取り込み耳に流すことで、まるでイヤフォンをつけていないような不思議な感覚になります。
ノイズキャンセリングをオンにしていると、話しかけられても気付かないと思いますが、この外部取り込みモードにすれば、イヤフォンをつけたままでも普通に会話ができるんです。
例えば、対面キッチンではないキッチンで1人料理をしているとき。
家族はテレビに夢中で、自分は料理中で見れない状況。
「音楽でも聞きたいけど、家族がテレビを見ているのにスマホで音出すのもなぁ〜」なんてときに、とても便利です。
外部音取り込みモードにしてAirPods Proを装着することにより、話しかけられてもすぐ気づけます。
ノイズキャンセリングをオンのときはテレビの音が聞こえないのに、外部音取り込みモードをオンにした瞬間、テレビやエアコンなどの生活音が聞こえてくるので、とても不思議でした。
ペアリング(接続)する方法
設定がとてもシンプルなので、誰でも簡単にAirPods Proを使い始められます。
まず、iPhoneのBluetoothがオンになっているか確認しましょう。
iPhoneの近くでAir Pods Proのケースの蓋を開けると、次のような画面になります。
接続を押します。
「接続」が完了するまで、AirPods Proの簡単な説明が表示されます。
着信メッセージの読み上げ機能をオン / オフを選択できます。
私は必要ないと感じたので「今はしない」を選択しました。
ここは後からでも変更できるので、試しにオンにしてみるのもアリかと思います。
最後に完了を押してペアリング完了です。
次からは、普通に音楽を聞くように、イヤフォンを装着すると「フォォン」と音がなり、そのまま使えるようになります。
これだけ簡単にペアリングができるのはとてもいいなと思いました。
曲のスキップや一時停止など|操作方法について
AirPods Proの感圧センサーを押すことで、音楽や通話のコントロール、ノイズキャンセリングと外部音取り込みモードの切り替えができます。
ただし、AirPods Proのイヤフォン単体では音量調節ができません。
音量を調節するには、Siriを呼び出し「音量を下げて / 上げて」と言ったり、iPhoneやMac本体からできます。
音量を調節する方法
- iPhoneの音量ボタンで変更
- コントロールセンターの音量バーで変更
- Apple Watchのデジタルクラウンを回して調節
で調節が可能です。
びわ
Apple Musicのアプリを開いていなくても感圧センサーを1回押すことで音楽が流れるのがすごくいいです。
曲を選びたくなったらiPhoneでApple Musicアプリを開けばいいですもんね。
まとめ|AirPodsシリーズで1番オススメできるイヤフォン
私はAirPods(第1世代)からの買い換えでしたが、大変満足できるお買い物でした。
AirPodsシリーズでどれを買うか悩んでいる場合は、間違いなくProを購入したほうがいいです。
AirPods Proのノイズキャンセル機能は、「人生で1度は絶対に経験してみてほしい」と思えるほど価値があります。
また、AirPodsからProに買い換えるべきか悩んでいる人も、ぜひ購入を検討してみてほしいです。
びわ
一緒にAirPods Proライフを楽しみましょう♪
世界が変わるノイキャン