コーヒーで木材を塗るとどうなるのか試してみた【ワトコオイル・ブライワックスと比較】

びわ

コーヒーが木材塗料の代わりになると知ったので、試してみたいと思います。

コーヒーで木材を塗るとどんな色になるのか、ワトコオイルとブライワックスを塗装した木材と一緒に、比較と検証をしていきたいと思います。

木材をコーヒーで塗ってみた

と、色々疑問に思いますが、自分なりに色々そろえてみました。

では、まずは最初に、コーヒーで木材を塗装するときに私が準備したものをご紹介します。

必要な材料や道具は5つ

1. インスタントコーヒー
2. コーヒーを入れる容器
3. 塗装用のハケ
4. コーヒーを塗る木材
5. 紙やすり(粒度 240)

以上です。

1.インスタントコーヒー

コーヒーはどのメーカーでも大丈夫です。

塗装して残った分は飲む用になるので、私は美味しいネスカフェのゴールドブレンドにしました。

2.コーヒーを入れる容器

これは容器に入れたコーヒーをハケで取るので、若干口が大きめがいいです。

私は鮭フレーク空き瓶にしようと思いましたが、ハケが入らなかったのでタッパーを使いました。

使い終わった後も、タッパーを洗えばまた使えるのもいいですね。

3.塗装用のハケ

私はホームセンターで3本セットになっている、1番価格が安いものをずっと使っています。

小さな木材を塗るのは小さなハケ、大きな木材を塗るのは大きなハケと、塗る範囲によってハケの大きさは使い分けるといいです。

私は大きな木材にはボロ布を使って塗装し、細かい部分や小さな木材を塗るときにハケを使っています。

4.コーヒーを塗る木材

木材はホームセンターやネットで購入することができます。

ネットで購入するとカット代込みで自宅まで届けてくれるのでお得です。

ツーバイ材なら、ラブリコやディアウォールにはめて柱にすることができます。

最近では、塗装済みのツーバイ材とラブリコがセットになったものもあるので、うまく活用してみてください。

5.紙やすり

紙やすりは最初のDIYの時に購入した、粒度240という紙やすりを今も使っています。

非常に長持ちです。

コーヒーを塗る前に準備をしていこう

コーヒーとコーヒーを入れる容器を準備します。

必要な道具を準備をする

タッパーにコーヒーをいれます。コーヒーの量はどのくらいがオススメかというと、濃く塗りたい場合は多めに、薄く塗装したい場合は少なめにするといいと思います。

私の場合は濃く塗装したかったので、コーヒーの量は多めに、水（お湯）の場合は少なめにしました。

濃くしたい場合は「コーヒー多め & 水を少なめ」に、薄くしたい場合は「コーヒー少なめ & 水を多め」に溶かそう！

水を投入します。しかし、水だと全然溶けません。そりゃそうだよね！と思いながら、お湯を入れます。

溶けにくい場合はお湯を使おう！

すると大分溶けたので、よく混ぜます。混ぜ混ぜ。

それマドラーじゃなくて、たこ焼きコロコロするピックなのでは…？

びわ

それでもピックでひたすら混ぜました。

ここまで溶ければ大丈夫だと判断し、いざ塗っていきます！

コーヒーを木材に塗っていく

まず、

• ワトコオイルのダークウォルナット
• ブライワックスのジャコビアン
• ネスカフェゴールドブレンド

を溶かしたものを並べて、色の違いを比較していこうと思います。

左からワトコオイルのダークウォルナット、ブライワックスのジャコビアン、コーヒーです。

刷毛を使って塗ります。塗り塗り。

全体的に塗れたのですが、なんだか物足りません。普通ですよね。

ここで塗った後に傷をつけてみよう！と思い、さしがねでボコボコ傷をつけてみました。

じゃん！

この傷をつけたりするのをエイジング加工（あたかも長い年月が経ったかのように加工すること）といいます。

傷をつけた所に、コーヒーが良く染み込むよう、もう一度上から塗りました。

ワトコオイル、ブライワックス、コーヒー塗装を比べてみる

ワトコオイルとブライワックスは、ボロ布で塗っています。一度に多めに塗り、二度塗りはしていません。

コーヒーは一度塗った後に、傷をつけ再び塗ったので、二度塗りということになります。

じゃん！

どうですか？それぞれの色の違いが良く分かりますよね。

コーヒーで塗装した木の色味が全然違います。

ワトコオイルでいえば、チェリーのような色ではないでしょうか。

ワトコオイルとブライワックスは、やはり木目が綺麗に出ていて仕上がりが最高です。

コーヒーでの塗装も意外とはっきり色が出ていますし、この色味がお好きならば塗料の代わりに使えます。

コーヒーで木を塗装するメリット・デメリット

ワックスなどの塗料ではなく、コーヒーを使って塗装するメリットは、

• 匂いがコーヒーの香りなので全く臭くない
• 木材用の塗料よりも全然安い
• 残ったコーヒーの粉は飲む用にできる
• 色味が明るめが好きな人にはかなりオススメ

です。

デメリットは、

• 乾くのに時間がかかる
• 木の表面がザラザラしてしまう

ことです。

びわ

残念ながら、私はこのコーヒーの色味があまり好きではありませんでした。笑

【コーヒー塗装】乾いたら暗めのカラーに落ち着く

コーヒーで塗装した木材がしっかり乾いてから、また写真を撮って比較してみました。

あれ？何かいい感じになってる！

コーヒーで簡単にここまで綺麗に塗れるならいいですね。

しっかりと木材にコーヒーが染み込み、色味が濃くなりました。

ワトコオイルとブライワックスと比べると、コーヒーでの塗装に物足りなさを感じてしまうと思っていましたが、乾いたらとてもいい味出してくれたので、塗料がないときや、小さなDIYなどはコーヒーを使うのもありだと感じました。

とはいえ、私は暗くてくすんようなだ色味が好きなので、コーヒーのこの明るい色はやはりちょっと気になってしまいます。

ワトコオイルやブライワックスは表面がツルツルなのですが、コーヒーで塗るとザラザラなのも嫌ですね。

作ったものは愛着が湧くので、特にツルツルしているとスリスリしたくなります。スリスリ出来ないのは私にとってのデメリットが大きいです。

結論：木材用の塗料を使うのが1番いい

色々考えてみた結果、やはりコーヒーは飲むのが１番ですね。

塗装が終わった後に、ネスカフェゴールドブレンドを入れて飲んでみたときに感じました。

まとめ

やはり男前なカッコイイＤＩＹが好きなので、コーヒーの色味はあまり好みではありませんでした。

私は今まで同様DIYには、ワトコオイルとブライワックを使うことにします。

ただ、明るい色味がお好きな方にはオススメです。

塗料は換気しないと臭いがキツイですが、コーヒー塗装はただのコーヒーの香りがするだけなので、お家の中で気軽に塗ることができますよ！

皆さま最後までご覧いただき、ありがとうございました。